春の養生
「春」は2/4立春から5/5立夏までの3ヶ月をいい、立春よりご提供している新メニュー「春の養生メニュー」は、春のコンディションに合わせたメニュー構成でお作りしています。
《春の養生》
春は陰から陽に転化するため陰陽が定まっておらず3月~4月は変化の時期となり自律神経が不安定になりやすくなります。自律神経のバランスを調整したり、解毒や排毒の役割のあるがある「肝」の負担が大きくなり、肝の気は上昇しやすいので、症状は頭部や血圧の上昇、感情の高ぶりなどにあらわれ、イライラ・不眠・めまい・目の充血・血圧上昇などの症状が出やすいようです。深い呼吸やストレッチ、アロマやハーブなどの香りを用いて気分転換したり、ゆったりした気分で散歩に出かけて気持ちを穏やかに過ごしましょう。
春は寒暖差が大きく、風も強く吹きます。心身に悪影響を与える風を「風邪ふうじゃ」といいます。風邪により身体の上部や皮膚にトラブルを起こす傾向があり、突然調子が悪くなって、症状が目まぐるしく変化するのが特徴です。カゼ・頭痛・くしゃみ・鼻水・花粉症・皮膚の痒みの症状が出やすいようです。衣類の調整やうがい、手洗いをこまめに行って、風邪を防ぎましょう。
また、体内を巡るエネルギーも高まり、冬の間にためて使わなかったものを出そうとする働きが強まります。湧き起こるやる気や元気はおさえ込まずに心身共に伸びやかにお過ごしください。
《食養生》
たけのこやフキノトウ、菜の花など春の山菜は、冬の間に不足した栄養素を補うだけではなく、そのえぐみ(苦味)は肝の解毒を助け高ぶる肝気の調整をしてくれます。
のびやかに過ごす春は、収れん作用のある酸味を控えめに、自然な甘味をとるようにしましょう。
*甘味をとる:粟、小麦、大麦、玄米、大豆、キャベツ、ニンジンなど。
*旬の野菜をとる:春菊、菜の花、セロリ、菊花、薄荷など
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